別れぬ理由
別れぬ理由
お互いに愛人のいることがわかり、揺れ動く男と女の心理を描く。醫業と並行して、北海道の同人誌に執筆を続ける。後に『白い宴』と改題、角川文庫)を発表し、大學を去る。
醫者の夫と雑誌記者の妻。お互いに愛人のいることがわかり、揺れ動く男と女の心理を描く。
1964年札幌醫科大學助手、1966年同大醫學部整形外科教室講師。醫業と並行して、北海道の同人誌に執筆を続ける。同大學の和田壽郎教授による和田心臓移植事件を題材にした『小説?心臓移植』(1969年3月。後に『白い宴』と改題、角川文庫)を発表し、大學を去る。1970年、37歳の時に総理大臣寺內正毅をモデルとしたとされる『光と影』で第63回直木賞を受賞し、本格的に作家活動を開始した。直木賞、吉川英治文學賞、中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞、島清戀愛文學賞選考委員。