北村薰

日本作家

北村薰,男,1949年出生於埼玉縣,原名宮本和男,畢業於早稻田大學第一文學部。曾任職高中國語(日語)教師,1989年以沒有殺人事件的本格推理短篇集《空中飛馬》入選成為"鯰川哲也與十三個的謎"的第六部作品。1991年以同系列的《夜蟬》獲得了第四十四屆日本推理作家協會短篇賞。1992年發表了這個系列的首部長篇作品《秋花》。1993年,辭退教師職務,成為專業作家,此後創作了"時與人的三部作" - 1995年的《Skip》、 1997年的《Turn》及2001年的《Reset》。2009年,北村熏以《鷺與雪》獲得日本文學最高榮譽直木獎

作品特點


北村薰作品的風格除了像其他新本格那樣著重奇幻的謎團以外,對於解謎以外的故事性也非常講究,不論小說的結構或各人物的描寫也極度細膩,包括了《空中飛馬》、《秋花》等的系列作品以第一人稱的"我"為主角(只是說故事的人,偵探卻另有其人),而這個"我"在首篇《空中飛馬》中則是一名十九歲的大學女生,由於發表當時北村薰並沒有向外界公開真實身份,再加上這個筆名也與1990年出道的女作家高村薰非常相似,所以據聞也有不少讀者誤會了北村薰的性別是女性。

所獲榮譽


本格推理短篇集《空中飛馬》入選成為"鯰川哲也與十三個的謎"的第六部作品
1991年《夜蟬》獲得了第四十四屆日本推理作家協會短篇賞

主要作品


• 空飛ぶ馬(東京創元社、1989年) - デビュー作 のち文庫
• 織部の霊 / 砂糖合戦 / 胡桃の中の鳥 / 赤頭巾 / 空飛ぶ馬
• 夜の蟬(東京創元社、1990年)のち文庫、雙葉文庫
• 朧夜の底 / 六月の花嫁 / 夜の蟬
• 秋の花(東京創元社、1991年) - 初の長編作品 のち文庫
• 六の宮の姫君(東京創元社、1992年)のち文庫
• 朝霧(東京創元社、1998年)のち文庫
• 山眠る / 走り來るもの / 朝霧
• 覆面作家は二人いる(角川書店、1991年)のち文庫
• 覆面作家のクリスマス / 眠る覆面作家 / 覆面作家は二人いる
• 覆面作家の愛の歌(角川書店、1995年)のち文庫
• 覆面作家のお茶の會 / 覆面作家と溶ける男 / 覆面作家の愛の歌
• 覆面作家の夢の家(角川書店、1997年)のち文庫
• 覆面作家と謎の寫真 / 覆面作家、目白を呼ぶ / 覆面作家の夢の家
• スキップ(新潮社、1995年)のち文庫
• 17歳、高校2年生の一ノ瀬真理子は、文化祭の日の夕方、晝寢から目覚めると自分が25年後の世界にいて、夫も子どももいる境遇におかれている事を知る。失われた年月の大きさを思いながら、それでも前向きに生きていこうと真理子は決意していく。第114回直木賞候補。1996年に単発ドラマとして映像化(NHK松坂慶子主演)、2004年に、演劇集団キャラメルボックスにより舞台化された。
• ターン(新潮社、1997年)のち文庫
• メゾチント畫家の森真希は、ある日交通事故に遭い、気づくと事故の一日前の世界に戻っていた。その世界では他に人間を含め生物は何もおらず、一日経って事故の時間になると、やはり元の一日前の世界に戻ってしまう。自らの行動に意味を見いだしにくい日々を過ごす真希のもとに、ある日電話がかかってくる。第118回直木賞候補。2001年に同名で映畫化された(監督:平山秀幸・主演:牧瀬里穂)。
• リセット(新潮社、2001年)のち文庫
• 太平洋戦爭の末期、神戸に住む水原真澄は、友人の従兄の結城修一に戀をするが、戦時下であるという狀況から、お互いに想い合っていたにも関わらず、戀は実らず、修一は空襲により死亡する。戦後、東京で出版社に勤めるようになった真澄は、そこで修一の面影を殘す村上和彥という少年に出會う。
• 街の燈(文藝春秋、2003年)のち文庫
• 虛栄の市 / 銀座八丁 / 街の燈
• 玻璃の天(文藝春秋、2007年)のち文庫
• 幻の橋 / 想夫戀 / 玻璃の天
• 第137回直木賞候補
• 鷺と雪(文藝春秋、2009年)
• 不在の父 / 獅子と地下鉄 / 鷺と雪
• 第141回直木賞受賞
• 冬のオペラ(中央公論社、1993年)のち文庫、角川文庫 2001年には「三角の水」「亂と韋駄天」が、2002年には「冬のオペラ」が角川書店アスカコミックスより南天佑により漫畫化された
• 三角の水 / 蘭と韋駄天 / 冬のオペラ
• 水に眠る(文藝春秋、1994年) - 短編集 のち文庫
• 月の砂漠をさばさばと(新潮社、1999年)のち文庫
• おーなり由子絵
• 盤上の敵(講談社、1999年)のち文庫
• 語り女たち(新潮社、2004年)のち文庫
• 第131回直木賞候補。
• ニッポン硬貨の謎(東京創元社、2005年)のち文庫
• 第6回本格ミステリ大賞(評論・研究部門)・2006年版バカミス大賞受賞作。副題は『-エラリー・クイーン最後の事件-』。北村薫が、エラリー・クイーンの遺稿を翻訳した、という設定である。クイーンが、「五十円玉二十枚の謎」(若竹七海が実際に體験した「日常の謎」)と幼児連続殺害事件の真相に挑む。クイーン作品の一つ、『シャム雙子の謎』への評論も主題の一つとなっている。
• 紙魚家崩壊-九つの謎(講談社、2006年)のち文庫
• 溶けていく / 紙魚家崩壊 / 死と密室 / 白い朝 / サイコロ、コロコロ / おにぎり、ぎりぎり / 蝶 / 俺の席 / 新釈おとぎばなし
• ひとがた流し(朝日新聞社、2006年7月) のち新潮文庫
• 第136回直木賞候補。2007年12月、NHK土曜ドラマでドラマ化。
• 野球の國のアリス(講談社ミステリーランド、2008年8月)
• 元気でいてよ、R2-D2。(集英社、2009年8月)
• いとま申して 『童話』の人びと (文藝春秋、2011年2月)のち文庫
• 飲めば都 (新潮社、2011年5月、連作短編集)ISBN 978-4-10-406607-0
• 謎物語 -あるいは物語の謎(中央公論社、1996年)のち文庫、角川文庫
• 謎のギャラリー(マガジンハウス、1998年)のち新潮文庫
• ミステリは萬華鏡(集英社、1999年)のち文庫、角川文庫
• 詩歌の待ち伏せ(文藝春秋、2002年)のち文庫
• 続・詩歌の待ち伏せ(文藝春秋、2005年)のち文庫
• ミステリ十二か月(中央公論新社、2004年)のち文庫
• 北村薫のミステリびっくり箱 (角川書店、2007年11月) のち文庫
• 北村薫の創作表現講義-あなたを読む、わたしを書く(新潮社/新潮選書、2008年5月)
• 自分だけの一冊 北村薫のアンソロジー教室 (新潮社/新潮新書、2010年1月)
• 読まずにはいられない 北村薫のエッセイ(新潮社、2012年12月)
• 書かずにはいられない 北村薫のエッセイ(新潮社、2014年3月)
• 謎のギャラリーシリーズ
• 謎の部屋 ─謎のギャラリー (2012年)
• 謎のギャラリー-名作博 本館- (2002年)
• 謎のギャラリー-謎の部屋- (2002年)
• 謎のギャラリー-こわい部屋- (2002年)
• 謎のギャラリー-愛の部屋- (2002年)
• 謎のギャラリー-特別室- (1998年)
• 謎のギャラリー-特別室2- (1998年)
• 謎のギャラリー-特別室3- (1999年)
• 謎のギャラリー-最後の部屋- (1999年)
• マガジンハウス版
• 新潮社版
• 築摩書房版
• 新潮社版の『謎のギャラリーシリーズ』は、マガジンハウス版のそれを改題・再編集したものである。つまり、本一つ一つの內容は違っているが、全體のラインナップはどちらも同じとなっている。
• 北村薫の本格ミステリ・ライブラリー (角川文庫、2001年)
• 北村薫のミステリー館(新潮文庫、2005年)
作品介紹
《盤上之敵》(新星出版社 2009年11月)
《盤上之敵》(新星出版社 2009年11月)
《盤上之敵》又名: 盤上の敵作者:(日)北村薰
譯者:馬傑
副標題: 盤上の敵
ISBN: 9787802258068
頁數: 272
定價: 25.00
出版社: 新星出版社
裝幀: 平裝
出版年: 2009年11月
《盤上之敵》內容簡介
殺人奪槍的大學肄業生石割與警方展開了角逐。猶如困獸的他闖進了末永的家中,末永的妻子命懸一線!歹徒威脅末永幫他逃出警察的重圍,末永毫不遲疑地答應了。
末永從警方的重圍中帶走了石割,也安全地將妻子救出。三人搭乘同一輛車,與警方展開另一場角逐。為什麼女人不留在屋裡?為什麼末永要與歹徒交易?如同博弈的對局,誰是最終的贏家?
作者簡介
北村薫,本名宮本和男,一九四九年出生於日本埼玉縣。畢業於早稻田大學第一文學部。畢業后在母校任教,並於執教期間發表處女作《空中飛馬》。一九九一年憑藉《夜蟬》獲第四十四屆日本推理作家協會大獎,由此成為專職作家。二〇〇九年以《鷺與雪》榮獲直木獎。北村薰在日本推理文壇以優美文風自成一派,非常注重詭計與故事的融合,小說結構與人物描繪婉約細膩,文學性極高,被譽為“日常推理”的代表作家。擔任日本本格推理作傢俱樂部會長。
《盤上之敵》目錄
第一部 棋子的布置
第一章 黑子國王的登場
第二章 白子皇后的發言
第三章 白子國王的發言
第二部 序盤長
第一章 白子國王得知戰鬥開始
第二章 白子皇后的回憶
第三章 白子國王洞悉敵營動靜
第四章 白子皇后娓娓道出童年往事
第三部 中盤站
第一章 白子國王展開戰鬥
第二章 白子皇后回憶起與“她”共度的時光
第三章 白子國王的接龍式回憶
第四章 白子皇后的開學典禮
第五章 白子國王的布局
第六章 白子皇后的中指與嘴唇
第七章 白子國王進入攻擊狀態
第八章 白子皇后與白色的花
第九章 白子國王入城
第十章 白子皇后哭泣
中場休息 旁觀者的觀點
第四部 終盤戰
第一章 白子國王回顧戰役
第二章 白子國王的殺手鐧
第五部 戰役過後
第一章 白子皇后的夢
解說:北村薰的黑白世界
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